2017年4月28日金曜日

2004年05月 ◆ 剣道修行の要諦(その二) ◆


【理合について】
 剣道の理念は、「剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である」となっています。剣の理法とは、日本刀操法の法則のことです。但し、日本刀と竹刀では構造も操法も違いますから、竹刀は日本刀の代用と云うわけではありません。日本刀の代用は木刀です。竹刀は日本刀という観念で使えと云うことで、“この竹刀が日本刀ならばどう使うか”と云う気持ちの問題です。大変大事なことですから頭の中に入れておいてください。
 そこで理合と云うのは、日本刀操法の原理原則ですが、日本刀と竹刀は構造から違いますから、その操法も違う部分もあります。

【稽古の目的について】
 「稽古の目的は、基本動作及び応用動作において習得した技術を活用して、之に修熟し、相手の動作を察知して技を施す能力を養成し、終に試合に於いて勝利を得るための要領を会得させるものである。」
 試合に勝つために稽古すると云うことですが、稽古の順序を踏んで、理合いに則った稽古をし、結局は立派に試合に勝つためにやるものです。剣道から勝敗を抜いたら剣道は成り立ちませんが、勝つことだけが剣道の目的ではありません。目的は、人間形成であって試合は手段です。手段が正しくなければ、人間形成と云う目的は達成できません。

 以上のことから理合が重要になります。理合とは、剣法上の理論。筋道のこと。
一、試合に於いて、勝つと云う課題達成のための方法、手段。
二、自分と相手の間にとり行われる動きが合理的であること。
三、姿勢、呼吸、目付、間合、機会、体捌、手のうちの作用、部位、残心等、それらの要素の上に立って最大効力を引き出す法。

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